薄毛になりやすい人の条件に必ず挙げられるのが、紫外線を多く浴びる人です。
しかし紫外線を多く浴びているはずなのに全然ハゲにならない人達がいるのを、皆さん気づいているでしょうか?
彼らはサーファーです。
プロサーファーの人たちは、ハゲにとってあんなに過酷な環境にいるにも関わらず薄毛の人が極端に少ないのです。
彼らがどうしてハゲにないかを判明すれば、もしかしたら私たちの薄毛問題も解消できるかもしれません。
この記事では頭皮の日焼けと薄毛の関係、サーファーがハゲない理由、海水と紫外線の育毛効果を紹介します。
サーフィンの頭皮の日焼けと薄毛の関係
日焼けをすると薄毛になる、ハゲるというのは薄毛の中では常識的な話ですが、ではどうして人は日焼けをしてしまうのでしょうか。
日焼けと言っても種類は2つあります。
- やけどによる日焼け
- メラニン色素で黒くなる日焼け
頭皮の火傷【やけど】による日焼け
日焼けをすると赤くなってヒリヒリするという人がいると思いますが、それは肌がやけどで炎症しているからです。
炎症による日焼けはケガの一種です。
メラニン色素で黒くなる日焼け
表皮の奥にあるメラノサイトがメラニンが詰まったメラノソームを生産し細胞の核を覆います。
その結果、肌が黒くなるのですが紫外線はメラニンに邪魔されて核を攻撃できなくなるのです。
これは「核帽現象」と呼ばれる、紫外線から身体を守る立派な防衛行動だったのです。
日焼けをしやすい人というのは一般的に黒くなるタイプの人を指します。
黒くなる日焼けは紫外線からの攻撃を防ぐため、逆にハゲにくい身体を作っていることになるのです。
もしかしたら彼らは知らず知らずの間に紫外線に強い頭皮を作っていたのかもしれませんね。
海水と薄毛の関係、育毛効果アリ?
サーファーと言ったら海です。
一般的に海水は髪に良くないというイメージがありますが、頭皮に関して言うならば悪いとは言い切れないのです。
海水には殺菌力があります。
頭皮の環境が悪化し雑菌が繁殖している状態で海水に頭を浸すと、海水の殺菌力により頭皮の状態はリセットされるため炎症が治りやすくなるのです。
海水でアトピーが治る
軽度のアトピー性皮膚炎の方が海に入ったことによって回復したという話も調べればいくらでも出てきます。
その中には、なんと薄毛の原因のひとつに数えられる頭皮の脂漏性皮膚炎にも効果があったという話も。
一見、炎症がひどくなりそうな海水ですが、炎症が軽度のうちならば殺菌効果により早期に回復できるのかもしれません。
海水の塩分に育毛効果
海水に含まれる塩分は実は育毛にいい影響を与えます。
塩分は界面活性効果があるため、海水を浴びるだけで頭皮が洗浄されるのです。
シャンプーで汚れが落ちるのは人工的に作られた石油系界面活性剤です。
しかし、人工的に作られた界面活性剤では洗浄効果が強すぎて頭皮が傷んでしまいます。
タラソテラピーで頭皮のハゲが自然治癒
海外では海水や海藻などの海洋資源を取り入れることで身体の自然なバランスを整えるという「タラソテラピー」という自然療法が存在します。
海水や海泥に身体を浸すことで体内から機能を活性化させるタラソテラピーは海洋美容法にも使用されるほど皮膚に効果的だと言われています。
海水に浸ることが多いサーファーの方は、自然とタラソテラピーに近い環境に置かれていたのです。
サーファーはハゲたら引退説
2chでサーファーにハゲがいない説を調べたところ、サーファーはハゲたら引退して浜辺から姿を消すという話もありました。
形から入っているサーファーならそのような人もいるかもしれませんが、真に波を愛し、板に取りつかれた猛者はハゲなど気にせず波を探し続ける事でしょう!
まとめ:海水+頭皮の日焼け=髪にイイ!
頭皮に悪いと思われる環境において、サーファーはフサフサな髪を保っています。
その理由は日焼けと海水にありました。
一見薄毛に厳しい環境が、実は頭皮をしっかりと守っていてくれていたのです。
薄毛のメカニズムはすべて解明されたわけではありません。
今までは駄目だと言われていたことも、明日になったら効果的だと言われているかもしれませんね!
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