オウゴンエキスは私が知る中でも最もゴージャスな名前の育毛成分です。
イクオスの成分にも含まれているオウゴンエキスのオウゴンとは多くの漢方に使われてきた生薬の1つ。
シソ科の多年草、コガネバナの根の周皮を取り除いて乾燥させることで作られ、抗炎症作用を持つバイカリン、バイカレインが多く含まれています。
そんなオウゴンエキスがどのように育毛に効くのでしょうか。
今回はオウゴンエキスの育毛剤の効能について解説します。
オウゴンエキスの5つの育毛効能
オウゴンエキスには大きく5つの作用があります。
抗炎症、保湿、環境ストレス対策、活性酸素対策、そしてAGA対策です。
それぞれを解説していきましょう。
抗炎症効能
ストレスや界面活性剤の影響で炎症を起こしやすいのが頭皮です。
炎症は抜け毛の原因にもなるため、出来るだけ避けたいところ。
オウゴンエキスに含まれる成分、バイカリン、バイカレインは抗炎症作用を持つため、塗布することで頭皮の炎症を防ぐことが出来るのです。
保湿効能
乾燥すると痒みと細かなフケを生じる頭皮。
しかも頭皮は皮膚の中でも傷つきやすい部分。
掻くすぐに傷がついてしまいます。
そんな傷ついた頭皮に、細かいフケにより発生した雑菌が入り込むとさあ大変!
頭皮の乾燥は、想像以上に髪に影響を与えるのです!
オウゴンエキスの保湿作用によって、頭皮を守る必要がありますね!
美白効能
AhR-CYPシグナルとはMMP-1やエラスチン分解酵素を生産させる信号のことです。
環境ストレスを受けると皮膚の繊維芽細胞内のAhRと呼ばれる芳香族炭化水素受容体が活性化し、CYP1B1という異物代謝酵素の発現が誘導されます。
これをAhR-CYPシグナルと呼ぶのですが、これが活性化すると、MMP-1(コラーゲン分解酵素)やエラスチン分解酵素が生産されるのです。
コラーゲン、エラスチンは皮膚の真皮にあるうるおい成分。
潤いを失うと皮膚が老化し抜け毛につながるため、このシグナルだけは防ぎたいところ。
先ほどの保湿作用も含めて、頭皮のエイジングケア効果が期待できる作用と言えるでしょう。
SODアンチエイジング効能
SODと聞くとついつい反応してしまう男性は多いかもしれません。
残念!オウゴンエキスにはソ○トオンデマンドとは関係ありませんよ!
SODはソフトオンデマンドではなくスーパー・オキサイド・ディスムターゼの略で、活性酸素を除去する酵素のこと。
活性酸素は、身体を異物から守る重要な免疫機能。
しかし、身体を老化させる副作用があるため、異物を何とかしたらすぐにでも除去したいものでもあります。
SODはそのために使用される活性酸素除去酵素なのです。
しかし、歳を取るとSODの分泌機能が衰えるため、活性酸素が上手く除去されずに老化が進みます。
老化によってさらにSOD分泌機能が衰えるので、エイジングスパイラルは進行する一方。
オウゴンエキスはSODと同様の作用ををする作用を持つため、エイジングのネガティブなスパイラルを断ち切ることが出来るのです。
5αリダクターゼ抑制作用
ジヒドロテストステロンはAGAの原因となります。
DHTは通常の男性ホルモン、テストステロンが5αリダクターゼによって変換されて生まれるものです。
5αリダクターゼは、テストステロンの二重結合を切断する酵素なのですが、その活性さえ奪ってしまえばテストステロンがDHTになることはありません。
オウゴンエキスの5αリダクターゼ抑制作用は、5αリダクターゼの活性を抑制するためテストステロンが変換されず、AGAが進行することがなくなるのです。
まとめ
以上がオウゴンエキスの効果です。
発毛効果というよりも、AGAや抜け毛を防止する効果がメインの成分だと言うことがわかりますね!
育毛剤に含有していることがわかったら、発毛成分も一緒に使っているかを確認してみてください。
抜け毛防止の作用がさらに効果的に発揮されるはずですよ!
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