アルコールが薄毛の原因になり得るという事実を、あなたはどのように受け止めますか?
昔から「酒は百薬の長」と言われていますが、こと薄毛については当てはまりません。
お酒が大好きで、毎日飲みつぶれるほど飲酒しているというあなた!
大好きなお酒が原因でハゲないためにも将来のために、飲酒とはげの関係をまとめたこの記事を読んでみてはいかがでしょうか?
目次
アルコールが薄毛を呼びハゲる原因のメカニズムとは
お酒が危ないとは言いましたが、お酒と言っても種類は多岐にわたっていて全てのお酒が持っている共通の成分と言えば、アルコール。
しかし、このアルコールこそが薄毛の原因になるのです。
アセトアルデヒドと薄毛の関係
アセトアルデヒドは、二日酔いの原因です。
お酒を大量に飲みすぎると、分解されずに残ったアセトアルデヒドが吐き気や気持ち悪さを引き起こします。この現象を二日酔いというのですが、このアセトアルデヒドは薄毛にとって本当に危険な働きをするのです。
その働きとは「テストステロンのジヒドロテストステロンへの変化を誘引する」ことです。
ジヒドロテストステロン(DHT)は男性型脱毛症AGAを引き起こす悪玉男性ホルモンです。m字はげの原因と改善対策で述べたようにDHTが毛乳頭にあるレセプターに結合すると、毛母細胞の細胞分裂が抑制されてしまいます。
そうなっては、いくら毛母細胞へ栄養を送っても意味がありません。結果として、やせ細った髪の毛は最終的に抜けてしまうのです。
そんな恐ろしい悪玉男性ホルモンを、アセトアルデヒドは目覚めさせてしまうのです。
お酒の種類によるハゲやすさに違いは糖質の量
お酒にはいろいろな種類があります。
ビール、焼酎、酎ハイ、日本酒、ワイン、ハイボール、テキーラ、ジン、ブランデー、ウォッカ等。
醸造酒、蒸留酒、それぞれ含まれる栄養素やアルコール度数が違うため、薄毛になりやすいものもあればなりにくいものもあるはず!
ビールでハゲる!薄毛の仕組み
最初を飾るのはビールです。ビールの薄毛問題点は糖質の多さです。
体内で使用されなかった糖質は中性脂肪となり血管を縮め、頭皮の皮脂の分泌量が上がるなどの問題を引き起こしてしまいます。
またビールは利尿作用があるため、育毛に必要なビタミンC、亜鉛が流れるのです。
ホップのフィストロゲンには育毛効果
ビールのホップには女性ホルモンと形が似ているフィストロゲンという物質があるため、女性ホルモンの受容体と結合することができます。
大豆イソフラボンが女性ホルモンの代わりをするというのと似たようなことが、ホップの女性ホルモン様物質フィストロゲンでも起こるです。
髪の毛を生やす細胞がフィストロゲンと結合し活性化するので、頭皮が健康になったり髪が太くなったりという女性ホルモンの効果をえれるのです。
日本酒と薄毛の関係
日本酒は日本人の心です。
二日酔いになりやすいデメリットはよく聞きますが、高い栄養価をもつ健康飲料としての側面もあるのが日本酒の特徴ですね。
日本酒に含まれている育毛成分は、ビタミンB6と亜鉛です。
ビタミンB6と亜鉛は髪に良い
ビタミンB群の中でもタンパク質吸収に効果的なB6と、タンパク質を生産する役割がある亜鉛が両方とも摂取できる日本酒。
ビタミンB6はアルコールの分解で消費されるとしても、元々体内にあったB6の消費が減るのは地味に効果的です。
ワインのポリフェノールは薄毛より育毛効果
ワインと言ったらポリフェノール、ワインのポリフェノールによる健康効果は有名です。
ポリフェノールの種類は5000を超え、ワインに含まれるポリフェノールであるタンニンやレスベラトロールは頭皮の健康作りに非常に有効な役割があるのです。
タンニンとレスベラトロール
アロエにも含まれるタンニンは毛穴引き締め効果があるため毛穴の汚れをシャットアウトできます。
もう一つのポリフェノール、レスベラトロールは老化予防の役割が期待される成分です。
長寿遺伝子と呼ばれるサーチュイン遺伝子を活性させると言われています。
エネルギー生産や細胞の代謝・修復、アポトーシス等、生体機能を調節するサーチュイン遺伝子のスイッチが入れば、毛母細胞の細胞分裂も活性化されるのでアセトアルデヒドの影響も最小限に防げるのではないでしょうか。
蒸留酒は糖質が少なく薄毛にやさしい
ウィスキーや焼酎といった蒸留酒の最大のメリットは、糖質が極端に少ない事にあります。
ビールの項目で書いたとおり、体内で使用されなかった糖質は血液中に中性脂肪として蓄えられます。
一方、ウィスキーや焼酎にはほとんど糖質が含まれていません。したがって、呑んだところで中性脂肪が増加することを考えなくてもいいのです。
しかもウィスキーなどの一部の蒸留酒にはポリフェノールが豊富に含まれているものがあります。
禁酒・休肝日で育毛!飲酒に女性の薄毛も関係?Q&A
肝臓の分解能力が高いうちは、少ないアルコール量なら完全に分解できますが、毎日お酒を飲むと肝機能が低下し、完全に分解できなくなるり薄毛を引き起こすのです。
アルコールは完全に分解すると酢酸として体外に排出されるのですが、アセトアルデヒドは薄毛の原因5αリダクターゼの生成を促進してしまいます。
しかし、1週間に1日程度の休肝日では肝臓を完全に復活できません。
休肝日の日数は、週3~5日が理想。少なくとも週に2日は作るようにしましょう。
また、せっかく休肝日をつくっても、飲酒日に深酒に興じてしまっては意味がありません。
参考サイト:アルコール健康医学協会 つくろうよ週に2日は休肝日
DHTを生産する5αリダクターゼは、90%以上が睾丸で生産されるので、女性にはDHTが発生しないと思われてきたのですが、残りの10%未満の5αリダクターゼは副腎で生産されるもの。
副腎は女性にも存在するため、DHTの影響でFAGAという女性の薄毛になるのです。
女性のFAGAは髪が全体的に薄くなるびまん性脱毛症で薄毛になります。
しかし、頭皮環境が整うことによって、髪が成長する土壌を作ることはできます。
日本酒にはフェルラ酸といいう強い硬酸化作用を持つアミノ酸が含まれているので、頭皮の酸化を防止することが可能。
日本酒は日本皮膚学会のガイドラインでもB評価を受けているアデノシンも含有、血行促進や免疫力アップなど頭皮の環境を高めるサポートができるのです。
ミカンの皮から抽出される成分で、育毛成分として考えられるのがリモネン、セリン、メチオニン、ヘスペリジンです。
リモネンには5αリダクターゼ抑制作用、セリンは髪を構成するタンパク質ケラチンの材料としての役割、メチオニンは血中コレステロールを減らし肝機能を助け血行促進の働き、ヘスペリジンには血行促進効果があるため、頭皮に塗ると効果的といわれているのです。
作る前にパッチテストを行い、肌がアルコールに弱くないかチェックするようにしましょう!
悪いときには、頭痛や吐き気、めまいなどの副作用が発生してしまうのです。
亜鉛サプリは飲酒で失われた栄養素が補充できるので、飲酒から4~5時間明けてから飲んでください
酔った後そのまま寝てしまった次の朝はいつもよりも頭皮がべちゃべちゃになっていませんか?
悪玉男性ホルモンDHTが皮脂の量を増やしその皮脂が酸化してしまうとハゲる原因になるのです。
AGA進行を抑えた上で発毛剤ミノキシジルタブレットを併用すればあなたの薄毛進行は改善するかもしれません。
ただしお酒との併用は危険なので、飲酒の前は薬を飲まない、時間を空けるなどの対策をとって下さい。
一度無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか?
まとめ:どのお酒も飲みすぎたらハゲる!
- アルコールの分解で出るアセトアルデヒドは薄毛の原因DHTのもと
- お酒の中には育毛成分もあるので、飲み過ぎなければ、育毛にいいものも
- お酒の種類でハゲやすいのは糖質の多いビール、ハゲにくいのは糖質の少ない蒸留酒
- どの種類のお酒でも飲み過ぎるとアルコール分解で内蔵が休めず髪の毛に栄養が届けられない
- 適度な量の飲酒ならばストレスが発散されるため、ストレスによる薄毛にはいい
結局は、がちがちに禁止するよりも適度に呑んだりする方が、頭皮にとってはいいのかもしれませんね。
何事も「過ぎたるは及ばざるがごとし」というわけです。
お酒を飲む人におすすめの育毛サプリ
- 仕事の付き合いで飲み会が多い
- 飲んだ次の日の朝がしんどい
- 飲み過ぎで彼女と夜の調子が悪い
亜鉛に加え、AGAの原因ジヒドロテストステロンを抑制するノコギリヤシの他46種類もの育毛にいい栄養素を配合したイクオスサプリEXを試してみてはいかがでしょうか?
参考サイト
nikkeistyle お酒の飲み方、5つの体質別の注意点
NAVERまとめ 頭皮にやさしいおつまみ
京都大学 アルデヒド分解酵素遺伝子ALDH2が解き明かす難病の謎