カプサイシンに育毛効果があるという話を聞いたことがある人は多いかと思います。
事実、カプサイシンはチャップアップやフィンジア、イクオスサプリをはじめさまざまな育毛剤、育毛サプリに含まれており、多くの育毛剤研究チームからも注目されていると言えるでしょう。
さらに名古屋Kクリニックの岡嶋院長の研究によると、カプサイシンは経口摂取こそ、その効果を発揮するらしいのです。
しかし一方で、カプサイシンの育毛効果に嘘っぱちだという異を唱える説も多く存在します。
賛否両論のカプサイシン、真実は一体どこにあるのでしょうか!
育毛剤のカプサイシン効果は血行促進
育毛剤に含まれるカプサイシンの効果をフィンジアのゲートアクセス理論から考えてみましょう。
カプサイシンには皮膚への刺激作用があります。
そのため、皮膚に塗ると血管が拡張され血行促進になったり、身体を温める作用があるのです。
育毛剤に含まれるカプサイシンの効果は、これを狙ったものです。
血行促進が育毛に重要な役割を持つことは、薄毛治療に興味がある方ならほとんどが知っていることです。
カプサイシンは、塗った場所の下にある血管を拡張させるので、頭皮の毛細血管をピンポイントで広げることができ、その結果効率よく頭皮に栄養を行き渡らせることができるのです。
敏感肌の人はカプサイシンを避けた方がいい
カプサイシンは刺激物なので、肌が弱い方は注意が必要です。
育毛剤に含まれている成分は調節やテストを事前にしてあるのでそこまで気にすることはありません。
危ないのは手作りでカプサイシンの育毛剤を作ってしまう事です。
センブリや海藻エキスとは違い、カプサイシン自体の育毛効果はサポート的な役割ですので単体で塗っても効果は微々たるものですので止めましょう。
カプサイシン配合の育毛剤を利用して抜け毛がでるようなら、医師に相談してみてください。
カプサイシンを経口摂取した髪の毛への効果
名古屋Kクリニックの岡嶋院長が言うカプサイシンの効果は、単に血行促進という話ではありません。
カプサイシンを摂取することにより、成長因子IGF-1が増加するというのです。
その概要はこうです。
カプサイシンとイソフラボンを摂取することにより、胃の知覚神経が刺激されCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)が放出されます。
CGRPは、刺激を受けた情報を脊髄を通して脳幹へ、そして全身へと伝達。
もちろんそこには頭皮も含まれています。
IGF-1の毛根での働きは、毛包の炎症抑制、ヘアサイクルの成長期の延長、退行期・休止期の短縮、毛髪のタンパク質の質と量の改善です。
結果、最終的に抜け毛の量が減ることになり、薄毛が改善されるというわけです。
この理屈で言うと、髪が生えてくるだけではなく身体全体の調子が良くなることになります。
逆に栄養が不足していたら、髪に効果が発生することなく身体の他の部分が改善されるだけで終わってしまうのかもしれません。
何と言っても、髪は生きていく上で絶対に必要なものではありませんから、体質が改善されるときは一番最後に回され気味なのですから。
カプサイシンに効果が見られなかった人たちは、そもそも健康的な生活を送っていなかった可能性があると言えるでしょう。
カプサイシンの育毛効果は嘘?研究にねつ造発覚
岡嶋院長は、名古屋市立大学の教授でした。
カプサイシンの研究が「あるある大辞典」で放映され、一躍有名になった岡嶋教授。
しかし2011年3月、その栄光に大きな傷がつくことになります。
研究チームのひとり原田准教授が、論文ねつ造で懲戒解雇されてしまいます。
岡嶋教授が責任著者とんあっている論文19本。
これらに使われている画像に、ねつ造や流用が判明したのです。
ただし、この事件はあくまで画像の流用事件です。
カプサイシンの育毛効果をねつ造したという話ではありません。
事実、岡嶋教授が名古屋市立大を退職後にはじめた名古屋Kクリニックでは、数多くの薄毛患者がその薄毛を改善しています。
ただし先ほども述べた通り、カプサイシンの経口摂取で髪を増やしたいのなら、健康な食生活や十分な睡眠は必要不可欠です。
カプサイシン育毛に挑戦するなら、身体を総合的に改善する覚悟で臨みましょう!
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